「瘀血」という血液の滞りが取れると、見た目にも顔色が明るくなってきます。
―― 少しでもシミを薄くしたいという場合、漢方で対応すると、どれくらいの期間になりますか?
志保先生:それは、人によってですので何とも言えませんが、やはり、メラニン色素は毎日できますし、日光に当たらない日はないと思いますので、美容の面でも漢方薬は強い味方になると思います。
―― 美容に漢方を活用したい場合は、ずっと飲み続けられる漢方があるのですね?
志保先生:そうですね。医薬品の中でも第3類に分類されるものは、久しく飲んでも大丈夫なものがあります。そういうものの中で美容のために飲んだら良いなと思うものもありますよ。ちなみに私は、お肌にいい漢方薬は一生服用し続けたいですね。
日常生活で氣をつけること
―― シミを薄くすることに関して、日常生活では、どんなところに氣を付けたら良いですか?
志保先生:まず、病氣がある場合は、その病を治すことが一番だと思いますが、一般的には、まず日焼けに氣をつけることです。
そして、お肌の負担のない日焼け止めをお勧めします。散乱剤入りの日焼け止めですね。
もう年を取っているからなどといって、開き直って何もぬらず、スッピンで太陽の下に出たりするのはどうかと思います。