寝ても寝ても眠たいという方には、基本的には「補氣薬(ほきやく)」といって、氣を補うような漢方薬をもっていきます。
眠っても眠っても眠いのは病気?
―― 眠っても眠ってもまだ眠い、というのは何か病氣なのですか?
志保先生:どうしても横にならないと、瞼が勝手に下りてくる、どうしても横にならないといられないというのは、やはり未病の状態だと思います。
病気とまではいかないけれど、元氣がすごく足りていない状態かもしれません、ちょっと氣を付けなさい、氣を補った方が良いという状態だと思います。
その他にも、寝ても寝ても眠たいという状態は、糖尿病や甲状腺の病気や脳腫瘍でも起こる事がありますので、検査はされたほうが良いのかな、と思います。
また睡眠時無呼吸症候群で体内の酸欠不足という場合もあるでしょうが、一緒に寝ている人がいないと氣づかないということもありますよね。ですから異常な眠さであれば、検査することをお勧めします。
それで異常が無いのであれば未病の状態ですので、漢方薬でちょっと補ってあげたり、食べるもので養生する、休みを取るなどして氣を補うような方法を取られると良いと思います。
なぜ春に起こるの?
―― この時期になると起こるというのは何か理由があるのですか?