2018/05/01

冬より春の方が、肩こりが酷くて困っています。

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疏泄というのは簡単に言うと、自律神経や新陳代謝のことなのですが、春は風が吹いて、木がのびやかに成長し、いろいろなものが芽吹く時期で新陳代謝が活発になります。

この時期は、肝系が弱い人やストレスが多いとこの疏泄が上手くいかず血流のうっ滞が起こります。

また、「肝(かん)は血を蔵す」という言葉があるのですが、肝は血液が大好きなのです。ですから血液が少ないタイプの人は、肝系が弱りやすく、肩こりや首筋のこりが起こりやすくなります。

3つのうちどれ?

そして、肩こりというのは「瘀血(おけつ)」といって、血液の滞りと考えます。この瘀血には3大症状があります。もし、自分が瘀血かな?と思ったら、この3つのうちの一つでもないか考えてみてください。

1つ目は、「黒ずみ」です。例えばシミがある、生理の時にドロッとした塊が出るなどの黒ずみですね。

2つ目は、「しこり」。肩こりや首がこる。

そして3つ目は「痛み」です。肩がこるだけではなく痛みがある、背中が痛い、腰、膝が痛い。

この「黒ずみ」、「しこり」、「痛み」の3つのうち1つでもあると、瘀血といって血液が滞っていると思っていただいたらよいですよ。

ご相談の方は肩がこるということで瘀血にあてはまるのですが、春に特に肩がこるというのは、きっと、血液が少ないタイプの肩こりだと思います。

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