2018/02/05

53歳の女性です。最近、むくみで足がパンパンになってしまいます。

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これは、心が弱ると血流が悪くなるためです。心は血液の循環機能を司っていて、心の機能が弱ると血液循環が悪くなりますので、流れていったものが戻って来なくなりむくみになります。要するに血液がドロドロとして血行不良を起こした状態でむくみになります。

むくみは大別してこの3つが考えられますが、その人のどこがどのようにむくんでいるのか、どこが弱っているのかをお聞きして、その人に合った漢方をお出しするようになります。

 年齢とむくみの関係

―― ご相談者の場合ですと、53歳で更年期を気にされているようですが、年齢との関係はどうでしょうか?

志保先生:はい。もしかしたら、更年期の頃にむくむということは、「腎(じん)」に関係するむくみかもしれません。更年期の頃は、「腎虚(じんきょ)」と言って腰から下の方が弱ってくる方が多いです。これは、皆さん老化によって起こる現象です。

腎(じん)が弱くなると足腰が弱くなったり、おしっこの異常、骨粗しょう症が起こったりと、腎というのは老化にかかわる所を司っていますので、腎が弱ることによってむくみが出ているということが、この方の場合には考えられます。

血行不良になりやすい年齢でもありますよね。なので、そのようなことも関っているかもしれません。

 西洋医学と漢方の対応

―― 足のむくみについて、西洋医学と漢方はどんな対応の違いがありますか?

志保先生:西洋医学では、利尿剤が出ると思います。

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