2018/02/28

喘息ですが妊娠を考えています。どんな事に気を付けたら良いですか?

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漢方では、まず喘息の方は冷えたり、風邪をひいたりすると発作がでますので、身体が冷える方は身体を温める漢方薬をもっていきます。

身体を温めるということは、子宮を冷やさないという意味では、子供が欲しいというご夫婦のお手伝いもできると思いますよ。

漢方堂では、基本的には妊娠する可能性のある女性には妊娠しても服用して大丈夫なものをお出ししますのでご安心いただければと思います。

また、風邪をひきやすい方は「衛氣(えいき)」といって身体を防御する力が弱いと考えて、元氣をサポートするものとして「補氣薬」と言って氣を補う漢方をお出しします。

例えば、流産するのも「氣虚(ききょ)」とも捉えられます。氣というのは水道の蛇口をキュっと閉めるような力を持っていて、赤ちゃんを保っておくことも氣の力と考えます。そのためこのような漢方薬も子宝のためにも一役買うことができると思いますよ。

―― 喘息があって妊娠を考えている方が、日常生活で気をつけると良いことはありますか?

志保先生:風邪を引きにくくするために体を温めたり、寒さ対策をしたり、冬であればマスクをするなどは必要だと思います。また、腹八分目にすることも養生法の一つです。

妊娠の初期の頃であれば「葉酸(ようさん)」が少ないと奇形児が生まれるということで、病院でも葉酸のサプリメントが出たりしますが、一方で葉酸を食品ではなくサプリで摂取するのは、とり過ぎると喘息の子供が生まれやすいというデータも、海外や日本の研究から出ています。

ですから、ミネラルは自然の物、食事の延長のようなもの、漢草などで摂ることをおすすめします。

食べ物でいうと人参、かぼちゃ、ニンニク、ニラなどは「温性」の食材で体を温めますので、そのようなものをお食べになると良いと思いますよ。ただし刺激物、辛い物は咳によくないので避けましょう。

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