更年期の頃に婦人科にいって相談すると、女性ホルモンの影響による火照りや変な汗であれば、女性ホルモンが出ると思います。
――漢方ではどのような対応ができますか?
志保先生:はい。まず、熱をこもらすようなことをしないということですね。
例えば唐辛子や生姜、カレーライスなどの熱をこもらすような辛いものは食べない方が良いですね。
あとは、体を潤す「陰液(いんえき)」という液が消耗するような長風呂やサウナなどは、その時期には控えた方が良いと思います。
そして、もし女性ホルモンが減っている場合であれば、大豆や納豆のような大豆系の食べ物を取り入れることもホルモンのバランスを多少なりとも整える方法の1つだと思います。
ただ、異常な火照りというのはそのようなことでは治まらないと思います。漢方には清熱薬といってこもった熱を解放するようなものもありますし、その方の状態によっていろいろな対応がありますよ。