お腹の中に入る前の「お母さんが寂しそうだったからお母さんのところにやって来たんだよ」というような話を聞き、赤ちゃんは私たちがつくるのではなく、ご縁があってやってくるのだなと思います。
この分野は神秘の世界ですから、子供ができない、できないと思うのではなく、また、つくろうと思うのでもなく、やって来てくれたら、ご縁があったらラッキーだな、というくらいに思っていただけたら、身体も緩むのではないかと私は思います。
夫婦のあり方
これもまた賛否両論あると思いますが、子供がいるから幸せだとか、子供がいないから幸せだとか、これも一概には言えません。
例えば、私は3人子供ができましたが、それなりに反抗期にも悩まされまして、「子供なんかいないほうがいいな。」と思うような事もあります。実際に、なかなか子供ができなくてやっとの思いでできたご夫婦でも、子育ての悩みを聞いたりすることはよくありますよ。
そのように、いったいどちらが幸せなのかと思う事もありますし、子供はいつかは巣立っていきます。ですから私はこの子宝という問題には、夫婦のあり方のほうが大切だと思っています。
お客様の中には嫁ぎ先が商売をしていらして、「子供がいないと追い出される」という環境の方が中にはいらっしゃいます。私にしたら、そのような話は「ご主人が守ってくれないの?」と思う話で、子供がいなくてもあなたと一緒にいたいという人と私なら連れ添いたいと思います。
よく考えてみると、子供ができなから不幸せという事は絶対にないと思いますので、ちょっと氣を抜かれてみてはと思います。そして夫婦生活が子づくりのためになっていないかということも氣にして、お二人だけの時間をもっと楽しんでくださいとお伝えしています。
私どものお客様でも生理がくるたびにショックで風邪を引くような方が中にはいらっしゃいます。本当に子づくりのために一生懸命になっていることはよくわかります。
けれど、生理がくるということは本当にありがたいことで、女性ホルモンが出ていて、赤ちゃんができる可能性があるということですから、それは喜ばなければいけない、というお話をさせてもらうことがあります。