2017/12/18

不妊治療をしたいのですが、夫が病院に行きたがりません。

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―― 本日のご相談は「不妊治療をしたいのですが、夫が病院に行きたがりません。」というものです。

志保先生:はい。夫婦にもいろいろな事がありますし、両方とも大人ですから無理に病院に連れて行くわけにもいかないですよね。なかなか難しい問題ですよね。

この場合、まずおふたりが本当に子供が欲しいのか、話し合いをするところから始めなければなりませんね。

それで、どんなに元気でガッチリしていて、SEXも大好きで精力もある男性でも、例えば「クラインフェルター症候群」といって染色体の異常のあるケースなのですが、精子が1匹もいない男性もいらっしゃいますそうなると、病院の力を借りないと、赤ちゃんはできません。

そのような方でも、精子細胞、精子のもととなるものがあれば赤ちゃんはできるのですが、今は不妊の原因は男性と女性で半々と言われて、とても男性の精子が弱くなっていますので、こればっかりは調べてみないとわかりません。

たった1つの卵とたった1つの精子が出逢わないと赤ちゃんはできませんので、もう1度、本当に子供が欲しいのか、ふたりで話し合うことがいちばん大切なことだと思います。それが分かった上でも、やっぱり協力してくれない方もいらっしゃいます。

私も今までにいろいろなご相談を受けましたが、SEXはできないけれど、病院に精子を持っていくことはできる、という方も中にはいらっしゃいます。なので、そういう方でも本当に子供が欲しいのであれば、ご主人に病院に精子を持って行ってもらってでも協力してもらうべきだと思います。

あとは、子供が欲しいのに、たとえば旦那さんが安定剤ばかり飲んでいて、言ってみれば「安定剤まみれの精子」のような場合もあるわけです。

それでも本当に子供が欲しいのであれば、その精子を病院に持っていってもらうような協力をしてもらわないとなりませんね。なので、いろいろな夫婦がいらっしゃいますね。

 生き方を選ぼう

―― 厳しい課題を乗り越えないといけませんね。

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