2018/06/25

60代後半で気持ちに体がついていかず、イライラしてしまいます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

養生が悪いと血流が悪くなったりするわけですから、「ちょっとおかしいな」と感じた時に、早め早めに対処して日々生活していく人と、「おかしいな」と思いながら、何もせずに暮らしていくのでは、やはり、イキイキ元氣でいられるかどうかが違ってくると思いますよ。

なので、そのような時に漢方薬をお役に立てたらどうかと思います。しかし、60代になって30代40代の時に出来たことと一緒のようにはいかない、ということを理解していただきたいと思います。

元氣に何でも出来た方ほど、このように思うことが多いと思います。なので、そこの部分を理解してあげて、自分の体と対話して「自分は今はこの年代なのだから、ここは少しペースを落とそう」などと思っていただくことが良いと思いますよ。

―― 体がついていかなくてイライラしてしまう時、思い通りにいかないところを漢方で補ってあげるということですね。

志保先生:そうですね。実際に膝が痛い、腰が痛いというのであれば、そこを漢方で対応してあげれば良いと思います。

「若い時と同じようにチャキチャキ動けなくてイライラする」というのであれば、年相応にそうなっていくのは自然の流れですので、自分がどの程度のことをすると疲れるのか、どの程度の無理ができるのか、ということを、自分の体とよく対話されたら良いと思います。自分の体は自分でしか守れませんから。

そこに本当に病があるのであれば、そこは漢方薬で対応したり、それこそ、すべての病氣の原因をたどると最終的には血液に関係していますので、血流を改善する養生をしたり、自然のものを取り入れてみるのも良いと思いますよ。

1 2

関連記事