2018/08/01

夏だけアトピーが一気に出て、かゆくて眠れないほどです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

志保先生:まずは、「清熱薬(せいねつやく)」です。「清熱涼血(せいねつりょうけつ)」といって熱を追い出すような漢方薬を持っていきます。

火事になったような状態はお水をかけるしかないので、熱を冷ますような漢方薬を持っていきます。

熱を持っているタイプの方は便秘気味の方も多いので、そのような方は、便抜きをして不要なものを排出するような漢方薬を持っていきます。

―― 中から対応していくのですね。

志保先生:そうですね。そのように真っ赤になっている時に病院に行くと、ステロイドしか出ないと思うのですが、ステロイドを塗っても抑え込めるだけで中の熱を取ることはありません。

中の熱を取るようなものを持っていくと、体の内側から対応できますし、実感も早いと思いますよ。

外側からの漢方の対応

―― かゆみには、漢方で外側からはどんな対応ができますか?

志保先生:外側のかゆみについては、漢方の入った軟膏ですね。かきむしってしまいジュクジュクとした時には、昔から有名な「中黄膏(ちゅうおうこう)」、別名「吸出し膏(すいだしこう)」とも言って、膿(うみ)を吸い出すような漢方の軟膏(なんこう)があります。

漢方では、飲み薬である粉のエキスを、お水に溶かして湿布することも出来るんですよ。

1 2 3 4

関連記事