「黄芩(おうごん)」など炎症を鎮めるような漢草が入ったローションや、「当帰(とうき)」といって肌を潤す成分入りのクリームなどもありますので、そのようなものをお使いになればステロイドを使わなくても対処できると思います。
―― 西洋医学では、ふだんからステロイドを使うのはなぜですか?
志保先生:やはり、ひどく出たところを早く抑え込んで治そうという考えからだと思います。
最近では、市販されているものでも、ちょっと保湿するようなものにも軽いステロイドが入っていたり、微量なステロイドが入っていたりします。
これは、使い方を間違えるとすごく怖いことだと思います。
例えばステロイドの副作用で白内障になることもあるのですが、知らずに目の周りに塗る場合は、そのような危険をはらんでいます。
なので、よく考えてお使いになるほうが良いと思います。
ドラッグストアなどであまり知識の無いスタッフさんだと、簡単にステロイドが入ったものをお勧めになるのですが、それはどうなのかなと、私は疑問に思います。
漢方でかぶれに対応
―― ご相談の方は、お肌がかぶれてしまうとのことですが、漢方ではどのような対応がありますか?