2017/10/17

アトピーでフケが止まらず、恥ずかしくてたまりません。

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アトピーでフケが止まらず、恥ずかしくてたまりません。

━━今回のご相談は「アトピーでフケが止まらず、恥ずかしくてたまりません。」というお悩みです。

志保先生:はい。それはとても辛いですよね。首から上の問題はどうしても人目につきますから気になると思います。

まず、その方がフケが出始める前に、どのような対応をとっていたのかも気になりますね。例えば、頭がかゆいからといってステロイドをぬり続けている場合にはステロイドの副作用で皮膚が委縮したり、免疫が低下して、細菌やウイルスがアトピーの上に感染してかさぶた様になってくることもありますよ。

 

志保先生:アトピーの慢性期には皮膚はカサカサして、皮むけ、皮膚の肥厚という過程で悪化していきますが、覚えておいて欲しいのは、医療用漢方薬を使った治療においても、治る際には鱗(うろこ)のように皮膚がポロポロと落ちて、何度も何度も皮膚が生まれ変わってきれいな皮膚になっていきます。

表皮が生まれ変わるまでには28日かかりますので、そのサイクルを漢方でサポートしていく過程の途中でも、皮膚がポロポロ落ちて、「集めたらこんな量になりました」と言ってくる方もいらっしゃいます。私の経験から言いますと、ステロイドをたっぷりと使用している方ほど皮むけが激しいように感じられます。

 

━━そうなんですね。

志保先生:もし頭皮だけだとしたら「脂漏性湿疹」という疾患があります。これは、毛穴が皮脂によって塞がれ、そこに発生した細菌によって発症。フケが油の塊(かたまり)のようなものとしてポロポロと出てきます。主に真菌が原因と考えられていますが、昨今、脂肪の取り過ぎが原因とも捉えられています。

甘い物や脂っこい物、動物性のたんぱく質などをたくさん取り過ると、これらの代謝が悪いと異物として溜まることが原因です。このような場合は、甘い物や油っぽい物、加工食品を控えた方が良いですね。

もしそれがアトピーであれば、漢方で体の中から対応をするという考え方もあります。

 

フケの悩みから解放されるには

 

━━では、ご相談の方がフケの悩みから解放されるには、元がアトピーであればそこから対応することになるのですね。

志保先生:はい。そうなりますね。そして、もう1つ気をつけなければならないのは、シャンプーやリンスです。

口から摂取するものであれば、肝臓や腎臓で90%は解毒されて外に排出されますが、皮膚から吸収するものは解毒する装置がありませんので90%は残留してしまうと言われています。

皮下吸収ということで一時期問題になりましたが、育毛剤で心臓に副作用が出たという問題がありました。ということは皮膚からも吸収するということです。喘息の薬なども皮膚に貼って喘息を止めるものがありますね。

ですから、お使いになっているシャンプーやリンスなども化学的なものがたくさん入っていると、皮膚が丈夫な人であれば何ともないのですが、やはり皮膚が心配な方は、いい匂いがするから、つやつやになるからという理由で化学物質がたくさん入っているものを使われるのは、皮膚に良くない可能性があります。

化学的なものが入っていないシャンプーやリンス、アトピーの方に合ったものを選んでいただきたいですね。

一生懸命、体の中から働きかけようとしていても、外から悪いものをつけていたらやはり対策できません。問題のあるところに良いものをつけないと癒えないと思います。

━━食べ物ももちろんですが、肌に触れるものも見直しが必要ということですね。

志保先生:はい。そのようなものにも気をつけていただきたいと思います。

 

━━どのように見分ければよいか、方法はありますか?

志保先生:例えばシャンプーやリンスなどの日用品に使用されています、製品の中身が固まらないようにする保湿剤「プロピレングリコール」。PGは薄めては使っていますがこの原料は石油。肌の弱い方では接触性皮膚炎を起こす可能性があります。

それと、アトピーの方に良いと言われるシャンプーやリンスであってでも、例えば何かの漢草のアレルギーを持っていることも中にはありますので、うちでは3種類くらいサンプルをお渡しして、その方にとって一番合っているものを選んでいただいています。

パッチテストといって実際皮膚にぬってみて、赤みが出る出ないでアレルギーが分かるのですが、皮膚疾患のある方が、これなら合っていそうだというものを使っていただくようにしています。

シャンプーや目薬などでもそうですが、病院で勧められたもので真っ赤になる方も中にはいます。アレルギー体質の方はどれが合うか合わないか分からないので、少量のものをまず試していただいて、それからお使いになると良いと思います。

人から勧められて使ってみても、勧めた人には合っても、勧められた人には合わないこともあります。ですから、アレルギーの方はよく注意して使ってもらう必要があります。

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