あとは、「肝血虚(かんけっきょ)」と言って、血液が少ないタイプですね。やはり血液が少ないタイプは、体を巡るものが少ないわけですから、やる氣が起こらないです。脳にも血流が行かないと、思考力もやる氣も出てきませんので、やはり血液が少ない場合でも、だるいというようなことが起こり得ます。
―― だるくて仕方がない、と言っても、原因はやはり人によって様々なのですね。
志保先生:そうですね。なので、だるいというだけで漢方をお出しするのではなくて、いろいろとお体についてお話を伺った上で、その人がだるい原因を紐解いて、漢方をお出しすることになると思いますよ。だるさが続く時は、専門家に聞いてみるということが早いかもしれませんね。