たった1つの精子とたった一つの卵子がくっついて、私たち、このひとりの人間ができるわけですから、全てが奇跡の存在ですよね。この奇跡の人間を作ろうと思うこと自体がおこがましいと思うようになったんです。
赤ちゃんはつくるものではない
これは長い間、店頭に立っていて思ったのですが、最初は私も作ろうと思っていました。このお客様に赤ちゃんを作ってあげようと思って応援していましたので、きれいな体温表でどこにも異常が無かったら、「なぜこれで妊娠できないのだろう?」と若い頃は悩んだこともありました。
結局は、1人の人間を作ろうと思うことが間違いで、これは天からの授かりものでしかありません。頑張って作ろうとは思わないことだと思います。
ただ、どうしても欲しいのだとしたら。
これは私の人生もそうして生きてきたので言うのですが、あきらめたくない、たった一度の人生を後悔したくない、やり切って死にたい、ということが私の人生論にありますので、後悔するくらいならやり切った方が良いと思うんです。
基本、医学的には生理がある限り妊娠はできます。ギネスに載った方は60歳過ぎですかね。
もちろん30歳を過ぎれば出産率が下がり、40歳過ぎればガタっと妊娠率が下がってしまうのは事実ですが、医学的には生理がある限り、諦める必要はないと思います。
いつになったらあきらめた方が良いのか?の答えは、私の考えでは、自分の氣が済むまでです。
自分が「やり切った、私はよくやったな。」と思うまではあきらめずにやった方が良いと思います。そうでないと後悔します。