はい。そして、日本人は性行為がすごく少ない民族です。コンドーム屋さんが以前出した統計で、日本はSEXの回数が最低のランキングだったんですよね。その時の統計では、1位はギリシャで年間164回でした。これは2日に1回くらいの割合ですよね。日本人が聞いたら驚くような話ですね。

そのランキングでは、日本人は年間で48回でした。ということは、1か月で4回程度ですね。子宝を望む人には、いつも体温表を持ってきてもらいSEXの回数も聞くのですが、子宝を望む大半の方が、若い人でもSEXの回数が少ないという場合がほとんどなんです。

何か子作りのためのSEXになってしまっていて、排卵の時にだけしかSEXしないという人が新婚さんでも多いように思います。それですと中からホルモンが出ないと思いますよ。

人間は、性行為があることで夫婦仲が円満になり、その感情により、女性ホルモンが出たり、男性ホルモンが活発になりますので、それが排卵の時だけ、月に1回だけというようなSEXになってしまうとホルモンが中から分泌しにくいように思います。

そうすると、なかなか赤ちゃんはできないことになりますよね。20代なら毎日精巣から精子は作られますので、たとえば1週間に２，３回あっても良いのではないかと思いますよ。

20代後半くらいになりますと、お友達がどんどん子供ができていく中で、自分だけができないという焦りをもって漢方薬局を訪ねて来られます。きっと、そのような方は排卵の時に、ご主人さんに「今日は排卵だから」などと力が入ってしまっているように思うんですよ。

女性はそのようなことに打たれ強いというか、子孫を残そうとする意識が強いですので精神的に強いんです。

でも男性は、そのようなことにナイーブで、雰囲気やムードを大事にする方が多いので、そのような時に「頑張って」などと言われると、萎えるというか、元氣が無くなったりするようですね。

自分でも子供をつくろうという氣持ちはあるけれども、やはり、精神的に男性は弱い部分があるのかもしれませんね。