志保先生:そうですね。やはり、目のかゆみだけを止めるのでは対症療法にしかなりませんので、アレルギー的な要素があるのであれば、まずはアレルギーと向かい合うようにします。
粘膜ですので、粘膜の活性力を補おうと思ったら腸管、やはり腸と皮膚と粘膜はつながっていますので、腸管の活性力を減らさないように気をつけたり、腸管のバランスを取ったりする事も大事だと思います。
そして、目のかゆみというのは、たくさん食べ過ぎた時にひどくなるということもあるかもしれません。
そのような場合は、腸の元気を助けるようなものをもっていったり、少し断食してもらったりして体調をみてもらうこともあります。
―― 食べ物で悪化しているかもしれない、ということに気がつかない場合もありそうですね。
志保先生:そうですね。毎日体に入ってくるものですからね。中にはお米アレルギーという方もいるわけですから、アレルギーの問題は、何に反応するのかは分からないところですよね。
でも、食べ物でアレルギー的な反応をするということならば、やはり腸の活性力を減らさないようにしてあげることが大事だと思います。
―― 目薬を止めるとかゆみがぶり返すという場合は、外からの原因だけではなくて、中からの原因にも目を向けたほうがよいのですね。
志保先生:そうですね。対症療法だけでは良くならないですので、目がかゆくならないような体に、中から対応していくべきだと思いますね。