2017/11/23

忙しさの後、全くやる氣がなくなってしまいました。うつなのでしょうか?

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それで、割とすぐの段階でのやる氣が無い、いつもだるい、しんどい、疲れやすいという状態は、漢方では得意とする分野です。

――西洋医学では、やる氣が出ないという状態を、それだけで病気ととらえるのでしょうか?

志保先生:とらえる先生もいれば、とらえない先生もいらっしゃると思います。とりあえず患者さんが来たから何か薬を出さなきゃという先生は、おそらく安定剤や抗うつ薬を出すと思います。でも、そうではなくて、ちょっと氣分を変えたり、心の悩みを聞いて何かアドバイスをしてくれて、ちょっとしたことで安定剤や抗うつ剤は出すものではないというお考えの先生であれば、それは病氣とはとらえないと思います。

 やる気がない状態について漢方の考え方

――この方の状態は、漢方ではどのように考えますか?

志保先生:そうですね。私はこのくらいの状態であれば「気虚(ききょ)」という状態として氣を補ってあげれば、すぐに元氣になるんじゃないかと思うようなご相談ですね。

漢方の場合は「補気薬(ほきやく)」といって、氣を補うようなものをもっていきます。

それで胃腸の弱い方には胃腸の氣を補うようなもので胃腸の働きを助け、氣を補ってあげられるような体にもっていきます。そうすることによって、歳をとるとともに臓器の重量も減っていったり、消耗することも多いと思うのですが、未病のうちに対応できると思いますよ。表面的にはやる氣が無いというお悩みですが、実は胃腸が弱っていたり、そういった体の中に原因がある場合もありますね。

やる気が出ないからといって無理に元気を出していると、やはり、大病になってしまったり大きなつけがまわってくると思います。氣が足りない状態ですと病氣がやって来やすいですので、やる氣が無い、ちょっとしんどい、疲れやすいという段階で早め早めの対処をお考えになるとよいですよ。

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