志保先生:基本は、火を消してあげるというか、熱を冷ます漢方薬ですね。
あとは、ストレスが多いようであれば、氣を巡らせるような漢方薬を持っていくと良いと思いますよ。
あまりにもイライラしている人がそれを飲んで、「あのイライラはどこに行ったのだろう。」と言う方もいらっしゃるほどです。
私もどちらかというとイライラしやすいたちですから、イライラに働きかけるような漢方というのは、私の好きな漢方薬ですね。
―― 暑いといつも以上にイライラしてしまうのは、暑さの影響ではあるけれども、その方のタイプも関係するのですね。
志保先生:そうですね。もしかしたら、その前に激しいストレスなどがあったかもしれませんね。その方のイライラに合った漢方薬をお飲みになったらどうかと思いますよ。
暑い時期のイライラで氣をつけること
―― 暑い間、日常生活で何に気をつければ良いですか?
志保先生:涼しくすることですが、ただ、クーラーをガンガンと体に当てるのは体全体のためには良くないですね。なぜなら、暑い時は毛穴が普段より開いていますので、冷気が体の奥にまで入ってしまいます。
たまには、氷などの冷たい食べ物で体の中を冷やすのもありですよ。