━━本日のご相談は「アトピーなのですが、温泉に行っても大丈夫でしょうか?」というものです。
志保先生:はい。私はアトピーの方に、心地よくなることを目的として、温泉に行くことはお勧めします。
アトピーの方が皮膚の弱っている状態では、ブドウ球菌という菌が繁殖しやすくなります。この菌が繁殖すると皮膚にとって悪くなってきますので、菌を増やさない温泉はとても良いと思います。
反対に大衆浴場などのように、塩素がたくさん入っているようなところは、お勧めしません。塩素というのは弱っている皮膚にはとても刺激になりますから。
温泉ではないですけれど、「アトピーの子供がプールに入るのはどうですか?」というご相談も受けるのですが、やはり塩素は皮膚に良くありません。
塩素は漂白剤の成分です。漂白剤を素手で使用すると手が荒れることが多いでしょう。
どうしてもプールに行きたければ、しっかり洗い流すなどのその後のケアがとても大事になってきますね。
━━アトピーの方は塩素に注意が必要なのですね。
志保先生:はい。それと、どのような病気の時もそうなのですが、例えば、甘い物をたくさん食べてのんびりする、というようなことは止めていただきたいですが、よほど悪いことでない限り、温泉旅行のような気持ちがのんびりすることは、どんどんやられたら良いと思います。
ストレスがかからない状態だと活性力が上がる、ということが実証されていますので、その方が温泉好きで温泉に入ることでスッキリする、心が喜ぶということであれば行かれると良いと思います。