2018/05/14

手のアトピーがひどく、恥ずかしくて手を見られたくありません。

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なので、そうではない方法があるということを、お伝えできればと思います。

―― 別の方法とはどのようなものですか?

志保先生:例えば、ステロイドではなくて漢方の入った軟膏があります。切れたところには「紫雲膏(しうんこう)」や、ジュクジュクしている時は「黄軟膏(きなんこう)」などがあります。

「紫雲膏」は、華岡 青洲(はなおか せいしゅう)という人が考えたと言われていますが、「紫根(しこん)」という薬草や「豚脂(とんし)」、豚の油やごま油で練ってある自然のものが原料の軟膏なのですよ。

皮膚を盛り上げてくれるような作用がありますので、そのような軟膏を手にたっぷりと塗って手袋をつけて寝ると、次の日は皮膚がしっとりとしますよ。

ジュクジュクとしている時は「黄柏(おうばく)」といって黄色い軟膏なのですが、別名「吸出膏(すいだしこう)」といって膿を吸い出してくれる軟膏があります。

このようにステロイドではない自然のものが原料の塗り薬もありますから、そのようなものに切り替えてみるのも一つの方法かと思いますよ。

日常ではここに気をつけて

また、女性で炊事をする方であれば、食器用の洗剤も界面活性剤が入っていて油がよく落ちるようなものですと、手の油も落としてしまいます。

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