そして、病院の検査に行く前に、少し自分の体と対話をしてほしいですね。
生理の状態が若い時と比べてどのようであるか?月経血が減っていないかどうか?
ほかにも排卵の時に頭痛や排卵痛がしないか?「PMS症候群」で月経前に調子が悪くないか?など、周期によって自分の体がどのように変化をしているのか、ちょっと自分の体と対話してみてほしいですね。
そこに不調があると、何かしらホルモンのバランスが崩れている可能性がありますので、まずは、体調から整える努力をしてみたら良いと思います。
―― 体調を整えるにはどうしたらよいですか?
志保先生:そうですね。ご相談の方は妊娠しないということなので、おそらく生理はあると思うのですが、生理は正常な周期は25日~38日と言われていますが、例えば20日くらいで生理がきてしまったり、2か月に1回生理がくるなど、生理の周期が早まったり遅くなったりということも不調としてあるかもしれませんね。
体調を整える具体的な方法ですが、女性は冷え性の方が多いです。赤ちゃんは冷たい子宮には宿りにくいものです。なので、若いからといって冬にミニスカートをはいたり、冷たいものをたくさん食べたりということは控えていただきたいです。
また、身体や、赤ちゃんの元となる卵や精子は食から作られます。忙しいからといって食事のバランスが悪いということであれば、そういったことを見直して体調を整えるようにすると良いと思います。
あとは多少の運動も大切ですね。やはり事務仕事ばかりしていると腰から下の血流が悪くなりますので、運動不足を解消するなどの生活習慣の見直しをされたら良いと思います。
―― 生活習慣を見直しながら、漢方ではどんなサポートができますか?