――　本日のご相談は「生理不順ですが、妊娠できるか心配です」というものです。

志保先生：はい。結婚する前から生理不順や無月経などのお客様がいます。やはり、一般的には生理不順だと、医学的には妊娠しにくいですよね。

生理不順と一口に言っても、月経周期の異常にはいろいろなタイプがあります。周期が早くなったり、短くなったり、不定期であったりしますよね。

月経の周期というのは人と比べたことが無いので、何が正常なのかを分かっていらっしゃらない方もいると思いますが、大体、25日から3８日というのが正常と一般的には言われています。

不順というのは、月経がいつもより1週間早まってきてしまう「月経先期（げっけいせんき）」、逆に月経が１週間以上遅れる「月経後期（げっけいこうき）」という状態を言います。

また、月経が短くなったり長くなったりでいつくるかわからない、これを「月経先後不定期（げっけいせんごふていき）」と言いますが、これらの状態ですと、もしかすると妊娠しにくいかもしれません。

ただ、どんなに不順な周期でも、いつもお話しているように赤ちゃんとはご縁ですので、赤ちゃんがやってくる時はやってきますし、きちんとした月経周期でも、赤ちゃんがなかなか来てくれないこともあるんですよね。

ですから、氣持ち的には氣弱にならなくても良いと思いますが、やはりきっちりと毎月決まった時に生理が順調にある方が、子宝を望むには西洋医学的にも望ましいと思います。

 生理不順はタイプが分かれる

――　生理不順の原因としては、どのようなものがあるのですか？