―― 食事の面でできることはありますか?
志保先生:はい。肝(かん)によいものは、中医学的にいうと、青い物、酸味のあるものです。
よく、料亭に行くと、最初に酢の物が出てくるというのは、とても理にかなっていて、お酒を飲む際に肝によい酢の物がでてくるんですよね。
酸味のあるものは肝に良いですので、ワカメやキュウリの酢の物や、梅干しを一つ入れて梅番茶などを取るのも1つの方法だと思います。また、香りの良い柑橘類、ハーブティーを取るのも氣を巡らす1つの方法です。
一番は質の良い食、偏った食事ではなくバランスの良い食をとることですけどね。
食べ物や寝る時の環境などを整えながら、そこに漢方などを取り入れてみると良いですよ。