2018/04/06

何かが喉につかえている氣がして、病院で異常は見つかりませんが、うつですか?

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志保先生:喉のつっかえ感だけではうつとは言えませんが、うつになること自体が氣滞なんですね。

氣が足りない上に、氣が滞ってしまい、やる氣がない、食欲がない、外に出たくないというような症状があるかもしれません。そうなると、体を動かさないので、なお氣が滞ってしまいます。

うつうつする人だけではなく、この「梅核氣(ばいかくき)」というのは「ヒステリー球」という名前がついているように、いらいらしてヒステリーを起こす人にも起ります。

ですが、このヒステリーも決して精神病ではありません。これも肝(かん)の氣の鬱血により起こるのです。

うつになる時点で「氣滞(きたい)」といって氣が滞っていますので、氣を巡らせるような漢方薬をもっていくと良いですし、特に喉のつかえ感は、水分の疏泄(そせつ)が悪くなり、気道や食道がむくんでいるとも考えるため、水はけをよくする漢方をプラスしてもっていきます。

「梅核氣(ばいかくき)」で有名な漢方薬に、病院でももしかしたら出るかもしれませんが、「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」というものがあります。これは代表的な「疎肝解鬱利湿(そかんげうつりしつ)」の漢方薬です。

喉が詰まった感じであればまず「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」が思い浮かびますが、これを飲んでも喉の詰まりが取れないという方が中にはいらっしゃいます。

どんな方かというと、「氣虚(ききょ)」といって、元氣が足りなくてうつっぽい方ですね。

氣を巡らせるような漢方薬が合う方は、あくまでも氣が沢山ある状態で氣が巡っていくからなんです。ちょっと想像していただいたら分かりますが、川にも水がたっぷりないと水が流れないように、氣もたっぷりないと流れていきません。

それが「氣虚(ききょ)」といって氣という川の水が少ない状態、氣が少ないような状態ですと、巡らせようと思っても巡っていきません。そのような時は「補氣薬(ほきやく)」といって、氣を補った上で流してあげないと、この喉の突っかかり感はとれないと思います。

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