2017/11/13

体に悪いところはないようなのに、どうして赤ちゃんができないのでしょうか?

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男性の不妊治療で有名な先生もおっしゃっていたことですが、精巣から精子は毎日つくられています。歳をとってもゆっくりと精子は毎日つくられているので、タイミングをとる時だけしか精巣から精子が出ていかない状態では精子の質があまり良くないです。

どちらかというと昔はSEXしすぎることに注意して下さい、精子が薄まりますというような考えがあったのですが、今はどちらかというと、精巣から精子を出していない人の方が多いですので、そのようなことも赤ちゃんができにくい理由ではないかと思います。

子宝だけが夫婦のあり方ではないので、まずは2人の生活を楽しんで欲しいですね。赤ちゃんができたらラッキーくらいの気持ちでいてもらいたいですね。タイミングをとった時に「さあ、子つくりしよう」と思うと、精子も緊張すると思います。

なので、よく子供をあきらめた時に赤ちゃんができたという話があるのは、やはり全てが緩んでいるからだと思うんですよね。それで赤ちゃんができるのだと思います。

あまりにも赤ちゃんができない理由を追求していたら、うちのお客さんでもいらっしゃいますが、生理がくるたびに気持ちが落ち込んで調子が悪くなって風邪をひくみたいなことがあります。毎回毎回がストレスになっているんだなと思います。

そのような状態では体全体が緊張しているので、赤ちゃんができにくいのではないのかなと思います。だから、赤ちゃんがやってきたらラッキーくらいの気持ちで励んでもらったら良いかなと思います。

体全体を整えて

――では、ご相談のように病院で特に悪いところが見つからなかった方に、漢方ではどのように対応するのでしょうか?

志保先生:はい。病院では基礎体温というものをあまり重視していないかもしれません。今の病院では、卵の大きさが何ミリだとか、内膜の厚さが何ミリだとか、ホルモンの値がどうだとかを言われることが多いと思うのですが、私どもでは周期に合わせて漢方薬をお出しします。

卵の大きさや内膜の厚みがキッチリとあっても、体温表を見ると、この人はこうだな、卵の質はあまり良くないんじゃないかな、赤ちゃんを宿す力がちょっと足りていないんじゃないかな、ということが体温表でみて取れます。なので体温表を見て漢方をお出ししたりします。

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