――中から対応していくのですね。
志保先生:そうですね。それと表からという意味では、漢方でいうと、かゆみは「風熱(ふうねつ)」と考えます。
かゆみが強いところというのは触るとちょっと熱いですよね。赤く腫れあがって熱が出てかゆみが出てきますから、「清熱作用(せいねつさよう)」といって、体の芯まで冷やすのでなくて、表皮の熱が冷めるのを助けてかゆみに働きかけるような漢方をもっていきます。
漢方軟膏や天然植物を使った塗り薬を使用するというアプローチも考えてみてもいいかもしれませんね。西洋薬とはまた違った、中からと表からの方法がありますよ。