そのような方には、血液の材料を補う「養血安神(ようけつあんしん)」といって、血液の材料を補い、気持ちが落ち着くような漢方薬をもっていきます。
そして、潤い不足である「心陰虚(しんいんきょ)」のタイプの動悸の方には、潤い分を補う「滋陰安神(じいんあんしん)」といって、潤いを補いながら気持ちが落ち着くような漢方薬をもっていきます。
―― 心臓がしんどいという方の対応にも、いろいろと種類がある訳ですね。
志保先生:そうですね。1つではありませんね。
それで、自律神経失調症ではないか、というご相談なのですが、西洋医学的には、心臓に異常が出ていないということですと、「自律神経失調症」という病名になるのかもしれませんね。
でも、漢方的にはその原因を紐解いていき、動悸がするのなら「動悸」として、漢方をお出しすることになります。漢方の場合は、それぞれのタイプを見極めて、対応や飲むものを考えていくことになりますね。